SALOMON  Crossmax3

SALOMON Crossmax3

SALOMON  Crossmax3写真1

2004年発売
定価:42,000円
インナー:3Dカスタムフィット
フレーム:アルミ237mm、247mm
ウィール:76,76,80,80
ベアリング:ABEC5TKgelTwincam
備考:
・UFS対応
・FSK強化リンク付
・強化バックル

カタログより抜粋

最軽量・高強度のアルミフレームと最速のベアリングを装備した究極のフリースケートモデル。
中距離スピードトレーニング、スラロームなどに高い性能を発揮します。

インナー:3Dカスタムフィット(熱成型フォームで個々の足型にフィットすることが出来る)
フレーム:
アルミハイ・ローフレーム。(26.5cm以下は237mm、27cm以上は247mm)
日本販売 サイズ:
23.0 24.0 24.5 25.0 25.5 26.0 26.5 27.0 27.5 27.5 28.0 29.0 30.0

感想:

不思議な派手さで最初はどうなのよ!?と困惑させられた人も多かったブーツ。
内側は赤で外側は黒という個性的なデザイン。また、蛇皮(鰐皮?)を彷彿させる外観も個性的である。
このモデルより最上位クラスのインナーが画期的に変わった。
2004年モデルでは最上位モデル。
2003年Crossmax2は日本未発売になっている。(理由は日本向きのデザインで無いから…だそうだ)
ちなみに2004年Deemax3は日本未発売モデルになっている。

インナーはこのモデルの特徴の一つ。
特にスネ部分に当たるタンの材質変更が大きい。
このモデル以降FSKの最上級モデルはフェルト生地のタンになっている。
当初は曲がり難そうという意見もあったが履いてみるとビックリ。
従来のタンよりもかなり足首を曲げ易くなっている。タン自体は硬いが足首は曲げ易いのである。
インソール(中敷)もかなり改善されている。さすが最上級と言える位の差がある。

本体の大きな特徴はそのデザインとカラーリングではあるが、その他にもこれまでのブーツとの変更点がある。
スネ部分にあるバックルが強化バックルに変更された。
強化バックルはアグレッシブモデルに多く採用されており材質がアルミで転倒時にバックルが緩みにくくなるような機構がついている。使用感は、安心と高級感がアップした感じ。あると嬉しい装備である。
アグレッシブ部品として単品購入も出来るので他のモデルでも交換する事が可能。
足外側にFSKの文字がついた。これは反射素材を使用しているので暗いところで光が当たると目立つので安全性に貢献している。
デュアルショックアブソーバー(写真ではショックアブソーバーかかとと足裏パーツのこと)のカカト部品はThunder同様二つの部品から構成されるようになった。外側から見える部分は赤い色がついている。ちょっとしたコダワリだろう。
また、最上級モデルに標準装備になった黒い板はただの板ではなく微妙な傾斜もついている。

フレームDeemax2のデザイン変更したものにアルミのプレートをつけられるように加工を施した物。
フレーム自体の性能的な差は感じられなかった。
ただし、フレームと本体の間に新たにFSK強化リンクなるアルミのプレートが付くようになったのだが、これをつけた場合のみ多少ではあるが力が逃げにくい傾向があるようである。
このプレートはフレーム側の付属品として調整されているのでフレーム交換の場合にはフレームと一緒に交換するのが良いだろう。
前輪76mm後輪80mmのハイロー仕様で8mmレーシングシャフトを使用する。
靴のサイズによりフレームの長さが2種類設定されていて、26.5cm以下は237mm、27cm以上は247mmのフレームが付属する。

SALOMON  Crossmax3写真2
SALOMON  Crossmax3写真3

左から、インソール、シェル(本体)、ショックアブソーバー(カカト)、ショックアブソーバー(足裏)。

黒い板はショックアブソーバー(足裏)に乗っかっているだけ。ショックアブソーバー(カカト)は二つの部品から構成されている。

SALOMON  Crossmax3写真4
SALOMON  Crossmax3写真5

こんな感じに収まっています。この上にインナーを入れます。インナーは洗濯できます。

インソール。これがすこぶる調子いい。馬鹿に出来ない気持ちよさ。